日本最大規模の解体工事専門店建築99です。解体工事というと家屋を全て壊してしまう工事をイメージしますが、マンションの室内部分だけを解体する内装解体という工事もあります。店舗やオフィスとして借りていた室内の解体工事をすることが多いですが、近年は間取りまで大きくリフォームして住まうという新しい価値観の台頭によって分譲マンションの一室だけを内装解体工事することも増えています。
内装解体と原状回復工事の違い
内装解体工事では、室内にある壁や間仕切りから設置されたカウンターや棚なども全て撤去します。フローリングや絨毯といった床材も剥がしてしまいます。建物の躯体部分のみを残して室内をきれいにしますので、スケルトン工事とも呼ばれます。室内を文字通り、梁や柱といった躯体部分のみを残したスケルトン状態にすることで次の入居者の方は、自由にリフォームして室内を作ることができるというわけです。注意が必要なのは、賃貸オフィスやテナント契約の段階で居抜きでの賃貸契約を行なっている場合です。居抜きとは、カウンターなどの作り付けの内装がある状態で借りる方法であり、契約解除後の引き渡し時の状態も借りた時の状態のまま返すのが原則です。そのまま返却しなければならなかった設備を解体してしまっては、余計な解体費用がかかるばかりか賃貸契約違反となってしまいますので注意が必要です。場合によっては、賃貸契約をした段階で居抜き物件であっても契約解除後はスケルトン状態での明け渡しが条件になっていることがあります。その場合は、解体費用をオーナー側が持つのか、賃貸人が持つことになるのかを確認してからの工事発注、施工を進めることが大切です。
スケルトン工事は基本的にその次の入居者がまた室内を改装して使う前提の工事となります。また、解体するのは室内設備のみで、躯体部分に傷をつけるようなことがあってはなりません。さらに、居抜き物件の原状回復工事の場合には解体する対象を限定した丁寧な施工作業が必要になります。綿密な打ち合わせができる解体業者であること、室内解体工事に対する丁寧な作業ができる経験と心遣いができる解体業者を選ぶべきです。