墓じまいという言葉を聞いたことはありますか?
実家のお墓を永代供養養霊園などに移設をして、墓参先の変更を行うことです。
近年は過疎化も進み、墓じまいを検討する人も増えている傾向にあります。
今回は解体工事後の墓じまい相談について、ご紹介させて頂きますね。
実家を相続したけど、住む予定がない……
実家の相続を受けたけど、現在も将来も住む予定がなく、物件だけを所持しているという状況の人が全国的に増えてきています。
特に地方になれば、子供が他県に出て、余所で結婚をして家を持つパターンが多いからです。
そうなった場合、実家はどうなるのでしょうか?
持ち主が亡くなった場合は遺族が相続する必要がありますが、地方に戻らない場合はそのまま放置されることも珍しくはありません。
いくら昔の建物は基礎がしっかりしているとはいえ、老朽化が進めば倒壊の恐れもあり、使用する予定のない建物ならば
早めに解体工事を済ませた方がいいでしょう。
解体工事後に更地にすれば売却先も見つかりやすくなり、持ち主は不要な物件から解放されますし、別の人が新しい家を建てることもできます。
解体工事を行うことで、双方にメリットがでてくるのです。
お墓を移転させたいんだけど……
実家は更地にして売却することができても、お墓の移動って簡単ではないですよね。
高齢化社会が進み、過疎化が進行した地域ではお墓の管理を困難に考えている人も珍しくはありません。
そういった時に墓じまいを検討する人が増えてきています。
実際に墓じまいを行う人は、現在の所在地付近にある永代供養養霊園などに移設をして、墓の変更を行う人が多いようですね。
永代供養であれば供養も怠らず、寺院や霊園が管理してくれるので変更した側としても安心して任せることができるのです。
墓じまいで気を付けることって?
墓じまいで気を付けたいのは、勝手に行動を起こさないということです。
例え自分の親であっても、付き合いがあり、墓参りに訪れる人はいます。
そういった人に連絡もなしで、墓じまいをしてしまうと後々のトラブルにも繋がるのです。
なるべく墓じまいの検討を始めた時に、祭祀継承者の問題を解決しておくことが大切です。
もしくは墓じまいをするのではなく、祭祀継承者の地位を兄弟なり親戚なりに譲るという方法もありますので、その辺りはきちんと相談をしましょう。
何も長男だからといって必ず墓の管理をしなければならないという法律はありません。
親戚や兄弟だからこそ、相談して一番良い解決方法を見出しましょう。
改葬許可申請を出すって何?
墓じまいを行う時は、改葬先の寺院が決まり次第、管理する市区町村に出向いて、改葬許可申請を出す必要があります。
墓を移動させるからといって、届け出なく実行できるわけではないのです。
しかし、遺骨の行き先が霊園や寺院の場合に改葬許可申請を出す必要があるため、それ以外は必要ない場合もあります。
ですが、不安な場合は市区町村の担当者に相談するのもいいかもしれませんね。
墓のことは皆で話し合おう
墓じまいは住む人のいなくなった家の解体工事後に行われるケースが多いようです。
遠方に住んでいて管理が難しい場合は、住居付近の霊園などに移動させた方が管理の面もしやすいのですが、意外と墓じまいで兄弟間の対立が生じることも珍しくありません。
なるべくなら移動させない方がいいのですが、やはり管理の問題などでやむなく移動させなければならない人もいるでしょう。
しかし、墓じまいの相談をしたことで兄弟、もしくは親戚と対立してしまうということもありえますので、相談などはきちんと行うようにしましょう。
ここで一番してはいけないのが、周りの意見もきかずに強行してしまうことです。
余計に溝を深くするだけですから、いくら墓の管理を任されているとはいえ、他の人の言い分もあるわけですから強行だけはしないようにしましょう。
まとめ
解体工事専門店建築99は、墓じまいの知識などもあるため、相談に乗ることはできます。
多くの件数をこなしている実績があるからこそ、他のひとがどうしているのかなど悩んでいる人に話すことはできるのです。
もちろんプライバシーは守られますから、特定の誰かについて話すことはありません。
あくまで「他の人はこういったケースもある」という程度なので、安心してください。
特に近年は実家の解体工事後に墓じまいのことを相談する人もいます。
墓のことはデリケートな問題のため、なかなか身内には相談できないというのが本音なのでしょう。墓の移動イコール薄情と取られかねないと考える人もいるのです。
しかし、きちんと管理できない状態で放置しておく方が薄情なのではないでしょうか。
管理したい、管理したいけど余裕がない、という人のために墓じまいはあるので、下手に誤魔化さずに相談するという方法もあります。