愛知県犬山市は、愛知県の北端に位置し、人口7.3万人の市です。
『尾張の小京都』と呼ばれる犬山市は、とても歴史のある街なので、たくさんの文化財やパワースポットに溢れています。
平成30年に国史跡に認定された『犬山城』は織田信長の叔父、信康が築城したと言われており、なんと現存する天守でもっとも古い様式といわれています。
犬山城下町には、江戸時代の風景が残っていて、観光客に人気のスポット。
春には、この犬山城下町で『犬山祭』が行われ、この祭りはユネスコ文化遺産にも選ばれました。
他にも『犬山焼』という焼き物も有名で、焼き物教室なども大人気。
このように、愛知県犬山市は観光業がとても盛んで、観光が街を支えているのです。
観光客が多いと暮らしにくいように思いますが、犬山市は住民の暮らしやすさにも気を配っており、人口は年々増加しています。
その理由は、観光業が盛んなことからアクセスが良く、飲食店やお店も多いところにあります。
暮らしていく上で、買い物や交通は欠かせませんが、観光が盛んな分そちらは問題ありません。
自然豊かな環境で、子供達ものびのびと育ち、医療費の助成や教育支援の施設なども充実しているのでとても子育てしやすい環境です。
そして子供たちの給食に犬山市でとれた新鮮な野菜を使用したり、週末に市が開催している「こども大学」では農業体験などもできます。
歴史が溢れ、自然が溢れ、子供たちの笑顔が溢れる素敵な街、犬山市。
文化や歴史を子供たちに伝え、これからますます発展していくでしょう。
ですが、1つだけ早急に改善しなければならない問題があります。
それは現在日本全国で大きな問題になっている『空き家』です。
管理の行き届いていない空き家が増えると、空き家周辺から治安が悪くなると言われています。
他にも「火災」や「倒壊」の危険、そして何よりも災害時に避難できず大きな事故へと繋がる危険性もあるのです。
そんな空き家問題を解決するために、犬山市では空き家を解体する際の費用を一部補助する制度があります。
今回は、犬山市で空き家の解体を考えている方へ、少しでもお得に空き家解体工事を行える補助金の情報をお伝えしていきます。
犬山市危険空き家解体費補助
愛知県犬山市で空き家解体工事する際に使える補助金は『犬山市危険空き家解体費補助金』といいます。
この制度を使えば、最大で20万円の補助金を貰うことが出来ます。
まず申請する前に、『危険空き家』という事を市に認定される必要があるので、まずは補助金を申請する前に犬山市都市計画課に問い合わせをしましょう。
補助金を利用する条件
- 敷地全体の建物を解体すること
- 敷地内に木造の危険空き家(評価値100点以上)を含んでいること
- 住宅・共同住宅・長屋・店舗併用住宅(住宅部分1/2以上)であること
引用:犬山市ホームページ
こちらは、空き家の状態が1年以上続いている建物に適用されます。
そして、空き家を解体した後、土地を保有し続ける方には、固定資産税の減免措置制度もあります。
危険空き家取壊し後の減免措置の概要
(1)減免額
減免対象敷地の固定資産税及び都市計画税の税額から、住宅用地特例の適用があるものとみなして算出した税相当額
(2)期間
「危険空き家」の解体により住宅用地特例の適用が解除される年度から3年度分
以下に該当するときは減免の適用終了
- 市税の滞納があった場合
- 売買等により所有者が変更した場合
- 減免対象敷地を別の用途で利用した場合等
こちらは最大3年間適用されるので、合わせて申請しましょう。
まとめ
今回は愛知県犬山市の空き家解体工事の際に使えるお得な情報をご紹介しました。
歴史・文化・自然が溢れ、住民が暮らしやすい市、犬山市。
もし災害が起きても、被害が最小限になるように、空き家をお持ちの方は是非今回の情報を参考にして解体工事をしましょう。