家屋の解体の前に考えたいこと
古い家を解体し、土地を更地にしてさらに新しい家を建てようと考えたとします。
そのときに庭に何もないと簡単なのですが、庭に大きな木が生えていることはよくあることです。
特に築100年とかそれ以上の家屋、さらにその土地は大々使われてきたのでしたら、庭木もそうですし、木のほうがさきに生えていたということもあるでしょう。
家屋の解体を解体工事業者に依頼して、庭木処分は何もしないという手あります。
しかし、新しくそこに家を建てようと思ったら庭木処分も避けては通れないのです。
というのも庭木が地面の上に出ている部分だけではないということです。
地面の上に出ている庭木以上に地面の中には根が生えているからです。
ですから、その根も処分しないと、更地にしたところで今度はその根が邪魔をして新しい家の基礎を作ることも難しくなるでしょう。
ですから、家屋の解体工事を依頼するのであれば、解体工事費の他に庭木の処分も依頼しなくてはいけません。
そうなると生木処分費というのもかかってくることになるのです。
もっとも、この庭木処分というのは、家屋の解体工事とセットとして考えるべきものです。
言うなれば避けては通れないということですね。
また、家屋の解体工事をするときに、庭木が邪魔をする場合があります。
家屋だけを更地にして、先祖代々伝わる庭木を残しておきたいというお客様もいますが、その場合は解体工事が難航する場合があります。
それは、重機などを用いることができないか、大型重機を持ち込むことができず、小型重機のみということになると、作業日数がかかってしまうからです。
作業日数がかかってしまうとそれだけ、解体工事費用も割高になってしまいます。
これは必要人員を確保していながら日数がかかってしまうとそれだけ人件費が上がってしまうためです。
抜根作業を考え
解体工事を行うときは大型重機を使います。
それを利用することで木を抜くことはそれほど難しいことではありません。
また、植え替えを希望する場合は、解体工事業者ではできないことが多いです。
その際は造園業者に依頼するなどしたほうがいいでしょう。
植え替えについては、専門知識が必要です。
庭木を抜くことはできても植え替えということになると、専門の造園業者に依頼したほうが間違いがありません。
先祖代々伝わる大切な庭木でしたら、最初から造園業者に依頼したほうがいいでしょう。
根の切り方や、根を抜いた後のケアなど豊富な知識を経験でサポートしてくれるからです。
当然ですが、解体工事業者である弊社もできるかぎりのバックアップをさせてもらいます。
庭木処分を依頼したら生木処分費はどのくらい?
解体工事業者である弊社では、庭木撤去をご依頼いただくことも可能です。
ご自身で伐採や掘り起こしが出来ない庭木を伐採後に敷地外への搬入、生木処分までを承ります。
庭木撤去の場合でしたら、切り倒した樹木が屋根を傷つけたり隣地へ倒れたりしないように周辺の養生手配まで行っています。
庭木撤去時にかかる生木処分費
庭木撤去の費用の内訳は、伐採費用と生木処分費に分けることができます。
伐採費用は作業に従事する職人の人数、さらには使用機材、隣地や家屋との距離によって必要になる養生方法などによって変動します。
また、伐採後の樹木を敷地から搬出したり、重機を運ぶための使用トラックの大きさと、トラックを敷地に直付できるかどうかといった条件によっても生木処分費用が変わります。
生木処分費はコンクリートなどの処分費のおよそ倍になるくらいの相場となっていて、実は庭木撤去の費用の半分以上を占めているのです。
廃棄する樹木の形状によって、木屑のみ→チップ状→生木や葉付き枝付き樹木→樹木の根っこ、の順番に処分費が高額になっていきます。
処分費を安くする目的と搬出しやすくするために伐採した樹木をチップ状に粉砕できる機材を持っている解体工事業者もありますが、処分費の代わりに持ち込み重機が多くなることによって今度は伐採費が上がってしまうことになります。
また、一番処分費がかかることが多い樹木の根っこ部分は、完全に地中から掘り起こすためにはショベルカーなどの重機がこれまた必要となってきます。
その重機を敷地に搬入することが難しい場合は全て職人が手作業で行うことになり人件費がさらにかかることとなるのです。
生木処分費は庭木撤去時の予算の半分以上を占めてしまうのですが、処分先や処分方法を検討することで伐採費の内容と相殺を検討できる部分もあります。
また、建物の解体工事と一緒に庭木や樹木の撤去を依頼する場合には、建物解体分の廃棄物と一緒に生木の処分ができることで解体工事全体の費用を抑えることができます。
庭木処分というのは、ある程度きちんと庭木の手入れをしてきたご家庭では必須の作業となります。
ある程度残したい、きれいに更地にしたいなど様々な要望にお応えしています。
庭木処分費まで考慮すると解体業者へ依頼するメリットがあると言えます。