愛知県常滑市は愛知県の尾張地方に位置し、伊勢湾に面している市です。
人口は約5.8万人で、知床半島の市の中ではもっとも少ないですが、伊勢湾の埋立地にある中部国際空港が出来てからは少しずつ人口も増えてきています。
名古屋市からは少し距離もある為、通学・通勤に不便な様に思われますが、実際に住んでいる方は特にアクセス面で不便を感じる事もないようで、ゆったりとした環境でとても住みやすいと評判です。
常滑市は、窯業が伝統で、「常滑焼」は日本六古窯の1つに数えられ、その中でも一番古く規模が大きいと言われています。
常滑焼は平安時代から続いているとも言われており、とても貴重な常滑市の文化です。
レンガ造りの煙突や黒壁など、昔懐かしい雰囲気を味わえる『やきもの散歩道』では古い窯元や、古い工場を回収したカフェなどもあり、人気の観光スポットとなっています。
常滑焼についてもっと詳しく知りたい方には、『登り窯(陶栄窯)』もおすすめです。
1887年ごろに作られた登り窯では実際に1974年頃まで常滑焼が生産されていました。
日本に残っている窯の中では最大級の規模で、重要有形民俗文化財、近代化産業遺産に指定されています。
子供連れの方に人気のスポットは『土・どろんこ館』です。
小さい頃、だれでも一度は綺麗な泥団子を作ろうとしたことがありますよね。
土・どろんこ館では、粘土の球削りから色付けまで、本格的に世界に一つだけのオリジナルの泥団子を作ることが出来るのです。
大人から子供まで夢中になって楽しめるので、こちらもとても人気のスポットです。
常滑市は海に面していて、緑も豊富。
伊勢湾の雄大な景色や、豊富な海産物、そして常滑焼を始めとする素敵な伝統など本当に魅力溢れる街です。
街の魅力を次世代につないでいく取り組みもしており、子供たちが今後ますます常滑市を活気づけていくことでしょう。
そんな常滑市ですが、実は1つ大きな問題があります。
現在日本全国で『空き家』が増えている事をご存じでしょうか。
高齢化などの影響で、老朽化し危険な空き家がいたるところに放置されているのです…。
空き家が増えると近隣住民が安心して生活する事ができなくなってしまいます。
日本は地震が多い国なので、もし災害がきた時にも退路をふせぐ心配があり、古くなり危険な空き家は早急に除却する必要があるのです。
ですが、空家を解体するのにも費用が掛かります。
常滑市では費用などの問題で空き家問題を後回しにせず、早急に解体工事を行ってもらう事を目的として、解体工事の際に費用の一部を負担する取り組みをしています。
今回はその補助金の制度について詳しく解説していくので、是非参考にしてみて下さい。
常滑市の危険空き家住宅の除却費補助金について
愛知県常滑市で、空き家解体工事の際に利用できる補助金は『危険空き家住宅の除却費補助金』といいます。
こちらの補助金は、危険な空き家の除却を促進する目的で行われています。
この補助金を利用すれば最大30万円の補助金を受け取る事ができるので、空き家解体工事を考えている方は早急に申請する事をおすすめします。
補助の対象となる条件
次の条件を全て満たす空家住宅が対象です。
- 市内に存する1年以上使用されていない建築物で、主として居住の用に供されていたものであること
- 個人が所有するものであること
- 住宅地区改良法に基づく不良住宅であること
- 所有者以外の権利が設定されていないこと(権利者が除却に同意している場合は除く)
※補助申請の前に、当該空家が補助対象に該当するか判定を受ける必要があります。
引用:常滑市ホームページ
この補助金を利用したい方はまず常滑市都市計画課に問い合わせましょう。
市で、現地調査を行い、危険空き家と認定されれば補助金を受け取ることが出来ます。
注意点
一部のみ除却の場合は適用されません。
解体工事は申請した年度の一月末までに終えなければなりません。
契約・着工の前に申請が必要です。
まとめ
今回は愛知県常滑市で空き家の解体工事をする際に利用できる補助金の情報をお伝えしました。
水・自然・土に恵まれ、住民に愛されている常滑市。
子供達に継承していきたい魅力的な文化や歴史もあり、今後今よりもっと素敵な街になっていくことでしょう。
そんな常滑市の景観を崩したり、治安を悪化させる原因の1つとなっている空き家は、後回しにせず早急に解体工事しましょう。
子供たちの安全、子供たちの未来の為に、住民皆で常滑市を守っていけたらいいです。