愛知県津島市は、愛知県の中西部に位置する人口が約6.2万人の市です。
津島市はとても歴史のある街で、その歴史や文化を今も大切に受け継いでいます。
600年以上前から続く「尾張津島天王祭」は、室町時代末期から行われていて、毎年約20万人の地元住民や観光客が訪れ賑わっています。
このお祭りの期間には色々な伝統的な行事が行われ、中でも船にたくさんの提灯を灯し川を渡る「如意点灯」の風景はとても幻想的で何度でも見たくなるほどです。
津島市には国の重要文化財に指定された「堀田家住宅」などもあり、古くから残る街並みや文化は日本に数少ない文化財として大切にされているのです。
そんな大切な文化をこれから受け継いでいく子供達の教育面も津島市はとても力を入れています。
学校を学びの場だけでなく、地域の子供たちが安心して活動できる場所として提供し、地域住民との交流を促しています。
小さなころから沢山の人と関わり、沢山の体験をすることで、自分の力で考え学ぶ大切さを知り、それが地元への愛着へと繋がっているのです。
もちろん市による子育てサポートも充実しています。
小学生には、学校が終わった後も親が帰ってくるまで安全に過ごせる「放課後こども教室」に入ることが出来ます。
塾とは違い、学力の向上を目的としているのではなく、様々な体験や活動を通して社会性や創造性を育む場として市が独自に行っているものなのです。
子供の心の成長のサポートを市が積極的に行っている津島市ですが、現在そんな子供たちの安全を脅かす大きな問題を抱えています。
それは「空き家」が増えてきている事です。
高齢化に伴い日本全国で空き家は大きな問題となっています。
管理の行き届いていない空き家は倒壊の危険や放火の危険などがあります。
他にも、自然災害が起きた際の退路を塞ぐ危険性や、不審者の増加など、地元住民の安全を脅かすとても危険な物なのです。
ですが、空き家を管理するのはとても大変ですよね。
遠方にお住まいの方や、高齢など様々な理由で空き家を適正に管理できない方は多いようです。
もしも、空き家が原因でトラブルになった際には、持ち主の責任が問われることもあります。
そんな事態を避けるためにも管理が出来なくなった空き家は早急に解体する必要があるのです。
今回は愛知県津島市で空き家を解体する際に少しでもお得に行えるように、補助金の情報をお伝えします。
津島市空家解体促進費補助金
津島市では、市内にある危険な空き家を解体する事を推奨しています。
空家解体工事の際に最大で20万円まで補助してくれるので、解体工事の際には是非この補助金を利用しましょう。
補助金を利用できる条件
- 「空家等対策の推進に関する特別措置法」第2条第1項に規定する空家等のうち、住宅であること
延べ面積の2分の1以上が居住用であること(長屋もしくは共同住宅の場合は、すべての住戸が空家であること) - 木造もしくは鉄骨造であること
(住宅地区改良法に規定する)不良住宅に該当すること - 個人が所有する住宅であること
- 過去に当該空家について、国または地方公共団体から解体にかかる補助を受けていないこと
- 所有権以外の権利が設定されていないこと(当該空家の解体について、権利者の同意がある場合を除く)
引用:津島市ホームページ
まずは、補助金を申し込む前に『不良住宅判定』を受ける必要があります。
こちらも津島市で行っているので、まずは津島市都市計画課に問い合わせましょう。
この補助金は工事に着工する前に申し込まなければなりません。
すでに工事を始めてしまった方は対象にならないので注意しましょう。
そして、補助金を受けた年の年度末までに工事を終えなければならないので、補助金を申請する際は計画的におこなってください。
まとめ
愛知県津島市は、歴史や文化を大切にし、未来ある子供達に伝えていく活動を行っています。
子供たちが安心して暮らせるように、大人が守っていくのが大切ですね。
空き家をお持ちの方は是非この機会に、解体工事を検討してみましょう。